NPO法人東京高次脳機能障害協議会より 理事長交代のお知らせ

令和4年4月24日の理事会・総会にて細見みゑ理事長の辞任、今井雅子副理事長の理事長就任が承認されました。なお細見みゑ氏は監事に就任しました。

<ご挨拶>細見みゑ
私儀、この度の総会をもちまして、理事及び理事長を辞任いたしましたのでご挨拶申し上げます。
思えば、未だ高次脳機能障害診断基準も出来ていない頃でした。2007年(平成19年)9月に、制度の狭間に置かれた高次脳機能障害者とその家族の支援と啓発のために、東京都内の十数団体と共にNPO法人東京高次脳機能障害協議会(TKK)を立ち上げた際に、理事長を拝命致し、12月には東京都の認証を得ました。
それ以来15年の長きにわたり、高次脳機能障害者とその家族のために本法人の事業目的を発展させてこれましたこと、加盟団体も33団体にまで増えましたこと、及び本法人の名を東京近辺にとどまらず全国に普及できましたことは、一重に皆様のご協力の賜物と心より感謝申し上げます。本当に有難うございました。
やらなければならない継続及び新規事業はまだまだ山ほどございましたが、年齢的にも80歳を迎えようとしておりますし、体力が残っている内に次代の理事長に引き継いで貰うのが、丁度良い時期かと考えました。
理事及び理事長を辞任いたしましたが、今後は監事として及ばずながら、本法人に寄与する所存でございます。皆様のご健康とご活躍をお祈り申し上げますと共に、本法人の尚一層の発展を願いまして、ご挨拶とさせて頂きます。

<ご挨拶>今井雅子
私儀、4月24日の総会において、細見みゑさんの理事長辞任を受け、新理事長に就任いたしました。
NPO法人になる前から、東京高次脳機能障害協議会には関わって参りましたが、高次脳機能障害者と家族の会、世田谷高次脳機能障害連絡協議会の二つの会の代表を務め、日常はヘルパーとしての仕事を持っていることから、出来るところでの参加と細見前理事長にお任せすることが多い日々でした。
そのような私が理事長という重責を担えるのか、不安ではありますが理事のみなさんが、みんなで一緒にやっていこうと励ましてくださり、微力ながら務めさせて頂こうと決意いたしました。
高次脳機能障害者と家族の会の前代表であった故鈴木照雄氏の「原因は問わず、残された高次脳機能障害への理解と支援を広げる」という理念を、私はずっと大切に受け継いできています。
総会では、今年度は新たに「高次脳機能障害支援法(仮)」制定へ向けての活動、加盟団体との交流や情報交換などを掲げました。いろいろな立場にある高次脳機能障害の方や家族の生活の実際を伝えられるのは私たちであり、それを行うのが役割だと思っております。コロナ禍でどういう形で実施できるか、未だ不透明ではありますが、稚拙であっても一つずつ積み上げていくことが大切だと考えております。
どうぞ引き続き、本法人の活動にご理解とお力をお貸しくださいますよう、お願い申し上げ、理事長就任のご挨拶とさせていただきます。