2010年度
・2009年にスタートしたTKK主催の家族相談交流会を通年で5回、都身障センターで開催し17組の参加がありました。また都主催の家族相談交流会が今年度初めて開催され、役員が相談員を務めました。11月(立川)、12月(都身障)の2回開催され、14組が参加されました。
・本障害の啓発および家族会立ち上げのための事業を港区から初めて受託。11月に講演会「高次脳機能障害と回復への支援」を高輪区民センターで開催し、約100名の参加を得ました。
・今年度初めて、支援者・専門家向けに「グループ訓練講座」を3回シリーズで実施しました。「高次脳機能障害のグループ訓練」(編著:中島恵子氏、三輪書店)掲載の実践報告10編の内6編の講義を各編の著者にお願いしました。3回で全国各地から延べ230名が受講され、演習を交えた講座は高い評価を頂きました。
・NPO法人として10団体でスタートした加盟団体が14団体になりました。

2009年度
・従来の電話、メールによる相談に加えて、予め相談日(11月から毎月1回)を定め、面談による家族相談交流会を実施しました。東京都心身障害者福祉センター等に相談を希望するご家族に来訪いただき、家族交流のかたちでピアであるTKK相談員と直かに親身になって相談し合える機会を設定しました。
・2月、日本財団ビルにて加盟団体の相談交流会を開催しTKK加盟の家族会、その会員が集合しました。他の会の活動を理解することによって、各々の会の充実と相談支援スキルの向上、情報の共有化、ネットワーク構築を図りました。
・今年度もボランティア(支援者)養成講座-4-として、「成年後見制度を使いこなそう」を開催。またボランティア(支援者)養成講座-5-として「高次脳機能障害者支援-これまでとこれから」&「当事者・家族の思いと実情」を開催しました。
・高い福祉と高い経済力が両立していると謳われるスウェーデンの実情を関係者の目で直接確かめることを目的に5月下旬、参加者10人で「スウェーデンの脳損傷者福祉事情視察」を実施しました。12月に「スウェーデン研修報告会」を開催し、同時に、「報告書:見たこと・聞いたこと・言いたいこと!」を発刊しました。

2008年度
・東京都高次脳機能障害者支援施策に係る各種委員会に参画。また区市町村支援促進事業や地域ネットワーク、高次脳機能障害者相談支援体制連携調整委員会などに積極的に関わりました。そして生活支援と社会参加を促進するための施策を東京都へ要望書として提出しました。これらの活動は以降、継続して行っています。
・NPO設立を記念し、国内外の有識者を交えた高次脳機能障害についてのシンポジウムを7月に開催、250名の参加がありました。この場でTKK事業5ヶ年計画を発表し、今後の活動の指針としました。
・高次脳機能障害に関する社会教育事業として、支援者及び一般社会人を対象に「ボランティア(支援者)養成講座」を開催しました。 本講座は東京都心身障害者福祉センターの全面的な協力のもと、5月、10月そして21年3月と3回開催し、各回とも150名以上の参加がありました。

[任意団体から法人へ―理事長メッセージ]
2007年
法人設立準備委員会発足、任意団体「東京高次脳機能障害協議会」解散
特定非営利活動法人東京高次脳機能障害協議会 設立総会開催、認証申請⇒東京都認証、登記終了、成立、10団体でスタート

2003年
6団体で任意団体、「東京高次脳機能障害協議会」設立

2002年
都内の6家族会で会合